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Home > ブログ > 整体とは?本物の整体の歴史と、かわの療院の成り立ちについて。

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整体とは?本物の整体の歴史と、かわの療院の成り立ちについて。

目次

整体とは?

整体とは何ですか?

簡単に言うと日本の整体のルーツは、大正時代、高橋迪雄先生の自力で行う「正體術(せいたいじゅつ)」だといわれています。

「整体」という名称は、野口整体で著名な野口晴哉先生が「正体術」の「正」を「整」という字に変えて「整体」としたのが始まりです。

詳しくは、旧かわの療院ホームページにも記載していますので、下方にある「整体とは」をご覧くださいね。
痛くない整体の施術動画や、効果のあった症状、参考になる本などを掲載しています。

「整体」を語る上で欠かせない名人の方々

野口晴哉先生の「野口整体」、高橋先生の「正体術」は、共に多くの矯正法や体操法に応用されていきました。

「正体術」は仙台の医師・橋本敬三先生が作られた「操体法」の源流とも言われていますし、「姿勢均整術(身体均整法)」の亀井進先生に大きな影響を与えました。


ここで、「整体」を語る上で欠かせない「野口整体」に焦点をあててみましょう。

野口晴哉先生は、昭和18年に手技療術の法制化を目的とした組織「整体操法制定委員会」の設立に携わり、多種多様な手技療術の中から共通点を抽出し、整体操法をまとめあげました。

しかし第二次大戦後(昭和20年)、医療改革が起こり、医師以外の医業類似行為が禁止され、日本在来の「和医学(東洋医学)」など民間療法は「非科学的」として禁止されました。。

昭和22年、厳しい状況の中、野口晴哉先生は手技療術の指導者養成のため「整体操法協会」を設立しました。
(昭和24年には亀井進先生も「身体均整法」を設立。)
昭和30年には禁令が解かれ、それまでの療術の既得権を認められ営業が許可されました。
昭和31年、野口晴哉先生により「社団法人整体協会」設立。
「整体」は、文部科学省(旧文部省)から認可を受けた体育団体となりました。

ところがこれには、問題もありました。

厚生省は、強くもんだり指圧したり、叩いたりボキボキやる、多くの民間療法もみな「整体」として認めてしまい、本来の痛くない本物の「整体」と区別がつかなくなってしまったのです。
それで野口晴哉先生のお弟子さんたちも、他の整体と間違われないようにするため「野口整体」と呼ぶようになりました。

そのような経緯があり、亀井進先生は「身体均整法」を文部省に「体育団体」として認めていただくのをあきらめましたが、その後も「無痛整体」の創始者・柔道整復師の森原貞雄先生からも学ばれるなど熱心に活躍されました。
亀井先生は「無痛整体」のことを「これはすばらしい技だ。ガンにさえ効くかもしれない」と大変感銘をお受けになったそうです。

このように、日本古来の本物の整体は、大切に受け継がれていったのです。


さて、ここからが「かわの療院」とのつながりになります。

かわの療院の成り立ち

亀井先生の弟子の一人、「岡山にはすごい名人がいる」と言わしめた(故)黒川瀞雄先生。
この先生に私どもは師事しました。

この黒川瀞雄先生は「無痛整体」の森原貞雄先生と「京都手技治療研修会」藤原雪修先生から学んで発展した手技手法を実践しておられました。

藤原雪修先生は森原貞雄先生から学ばれ、「京都手技研(手技研修会)」とも呼ばれる講習会を京都で始められた方です。
「京都手技研(手技研修会)」は、無痛療法、無痛バランス療法、やまと呼吸整体、しんそう療法、しんそう療方、理学整体、自然形体等の「無痛整体」を生みだしました。

残念ながら、その素晴らしい先生方は若くして亡くなられました。
亀井進先生は1975年11月27日(昭和50年)に、野口晴哉先生は1976年6月22日(昭和51年)、お二人とも同じく64歳という若さでした。


一方、亀井先生の弟子であられた黒川瀞雄先生は整体療法家の達人として長生きされ、亀井先生の後を継ぐかのごとく熱心に「整体」を後進に伝えられました。

そして、私自身は自身の交通事故をきっかけに、整体療法家の道を選び、「身心相(しんそう)調整医学会」「無痛バランス療法」林宗駛先生に師事。
(林先生は、皇室の秋篠宮殿下と紀子様を施術できるほど整体を解剖生理学的に証明できる方です。)

後に「身体均整法を勉強する会」(故)黒川瀞雄先生に師事し、「無痛バランス療法」のもとになった「身体均整法」と「手技治療研修会」を学びました。
私どもは先生から、整体のもとになった「正体術」「野口整体」「操体法」など、ありとあらゆる整体を学びました。

1996年「無痛バランス療法 かわの手効院」として開業。
その後、黒川瀞雄先生と共に「姿勢の医学研究会 身体バランス法 」を発足致しました。
(黒川先生も、たくさんの有名人を治療しておられました。例えば、越路吹雪さん、佐良直美&ご主人内藤法美さん、今陽子さん、水前寺清子さん、奥村チヨさん、石坂浩二さんご夫婦、井上順さんご夫婦、草笛光子さん、和田アキ子さん、中村勘三郎さん、中村勘九郎さん、波乃久里子さん、尾上松緑さん、尾上辰之助さん、黛じゅんさん、藤圭子さん、中村晃子さん、いかりや長介さん、荒井注さん、立川澄人さん、尾崎紀世彦さん、上月晃さん安奈淳さん劇団四季の方々など)

そして、2003年「姿勢の医学研究会 身体バランス法 かわの療院」に改名し、現在に至ります。

2019年6月21日に黒川瀞雄先生(94歳)は亡くなられました。
黒川先生には本当に感謝しております。

今後当院は、この様にして受け継がれてきた日本人が大和朝廷以来培ってきた姿勢を正す文化習慣を総称して「姿勢の医学 大和整体」と名乗り、皆様に歴史ある整体を体験していただきたいと願っております。
また、この素晴らしい整体の奥義を学びたいという方々のために「整体講座」や「研修」も開催しております。

ぜひ一度、足をお運びください。
心よりお待ちしております。

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