つらい脊柱管狭窄症の原因と自分で出来る対処法
目次
- ○ 休み休みでないと歩けない・脊柱管狭窄症でお悩みの方へ
- ・脊柱管狭窄症の一般的な治療方法
- ・脊柱管狭窄症が起こる原因とは
- ・簡単!自分でできる対処法(1)
- ・自分でできる対処法(2)歩き方
- ・自分でできる対処法(特別編)椅子を使って
- ・脊柱管狭窄症の手術をお勧めしない理由
休み休みでないと歩けない・脊柱管狭窄症でお悩みの方へ
あなたもつらい脊柱管狭窄症でお悩みですか?
せっかく良い季節なのに、休みながらでないと続けて歩けないとお散歩も思い切り楽しめませんよね。
今日はそんなあなたのために、ぜひお役に立ちたいと思い、自分でできる簡単な対処法をまとめてみました。
まずは、簡単に「脊柱管狭窄症」について説明しておきましょう。
日本整形外科学会のホームページによりますと、脊柱管狭窄症の特徴的な症状とは、
”歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)であり、腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れる事もあります。”
いかがでしょうか?
こんな症状に悩まされておられますか?
脊柱管狭窄症の一般的な治療方法
病院での一般的な治療は、神経ブロックやリハビリ、重症になると手術が行われます。
では、どの程度進行すると手術になるのでしょうか。
先ほども引用した整形外科学会によりますと、
「歩行障害が進行し、日常生活に支障が出てくる場合には手術を行うこともあります。また両足に症状が出ている場合には改善することが少ないので手術を行う場合が多いわけです。最近は内視鏡を使った低侵襲手術も行われています。」とありました。
それでも、手術を避けたいと思われる患者様はきっと沢山おられるでしょう。
かわの療院では、そんな方のためにアドバイスをさせていただいています。
脊柱管狭窄症が起こる原因とは
整形外科的には、原因は「加齢、労働、あるいは背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されること」を挙げています。
しかし、もっと簡単に考えると、脊柱管狭窄症の原因は「衝撃」と「ゆがみ」から来ます。
痛みは、かかとから着地した時の衝撃が膝裏からお尻の裏、そして腰までひびくことから発生します。
そして、身体が歪み、姿勢が悪くなる・・・・というわけです。
ですから、その衝撃と歪みに対処することからはじめましょう。
ご自分で簡単にできる対処法を次にご紹介します。
簡単!自分でできる対処法(1)
痛いときはまずこちらをやってください。
そうです。和式トイレの恰好です(^-^;
これが本当に効くのです。騙されたと思ってやってみてください!早く回復しますよ。
自分でできる対処法(2)歩き方
脊柱管狭窄症の方は、出来る限り良い姿勢で歩くことが重要です。
注意していただきたいのは「踵から着地したり手足身体をねじってはいけない」ということ。
ポイントは【並行歩き】です。
肩の力を抜いて手をぶらぶらの状態にした歩き方、いわゆる「ナンバ歩き」です(笑)
そして、足の親指と踵を並行(まっすぐをキープ)にして、膝の間を握りこぶし一つ開けて(写真参照)、足先親指から着地してください。
なるべく、踵が地面につくかつかないかのうちに、次の足を踏み出してください。
よくわからなかったら、並行後ろ歩きをしてみてください。
親指から着地しますでしょ。(^^) これを前歩きに変えるだけです。
こうすることで、足の指・足首・膝・股関節・腰椎の関節を、地面からの衝撃をクッションのように受け止め、守ります。
★自転車を乗られるといいですよ!
踵からの衝撃がこないこと、それから、左右の脚を並行にペダルを回転させているからです。
もちろん、足の親指と踵を左右並行に(まっすぐキープ)してペダルをこいでくださいね。
自分でできる対処法(特別編)椅子を使って
【用意するもの】
①自分にちょうどいい高さの椅子。
(座ると足首と股関節と膝関節が直角になる椅子)
(車輪がついていない椅子)
②自分にちょうどいい高さの枕の準備。
(頭の額と顎が床面と並行の高さ)
【やり方】
①頭は北向き。
②横になって仰向けに寝転がって、脚を椅子の上に乗せる。
③横になったら、軽くおしりと胸を上げて、身体がまっすぐな状態になるよう調整します。
(股関節と膝関節が直角になるように)
④右膝と左膝の間は、握りこぶし一つの間隔をあける。
⑤手は、胸の上、中指が身体の真ん中、正中線で向かい合うようにしてください。
⑥腹式呼吸をする。←ここが重要ポイントです!
おなかと背中がくっつくくらいゆっくり息を吐いて、しっかり息を吸います。
⑦⑥の腹式呼吸をしながら10分も寝ていればいいでしょう。
※足先が冷えないように注意しましょう。
5本指靴下をはいたり、湯たんぽで温め毛布を掛けるなど工夫すると良いですよ。
脊柱管狭窄症の手術をお勧めしない理由
手術は、おすすめしません。
なぜかというと、身体にメスをいれると神経&筋肉を緊張させ歪みがひどくなるからです。
ほとんどが歪みが原因、姿勢が悪いのが原因で痛いのですから・・・
手術をして一時的に痛みがとれても、歪みがひどくなっているので、しばらくすると痛みが出てきます。
手術するよりも、このブログでお勧めした対処法をぜひやってみてください。
当院へ来られた患者さんは、みなさん、これらをやることによって、手術をしなくてよかったと感謝してくださっています!
本当におすすめです。